苗は温室で間隔を置いて植えつけ急速に成長させ準備する。

植え付けの準備ができた苗は植林される.

若いラジアータパインの木はニュージーランドとチリを代表者であるする。
ラジアータパインは30〜35年で伐採可能なまでに成長する。

ニュージーランドには100万hr以上のラジアータパインの人工造林地があります


南北に細長く、2つの島からなるニュージーランド。その海洋性の気候風土に恵まれた自然環境は、豊かな森林資源をはじめ牧畜、羊毛、バター、チーズといった効率の高い産業を育んでいます。

なかでもニュージーランドの貿易資源の根幹をなすニュージーランド松(ラジアターパイン)はカリフォルニア原産の苗木を導入し植林を行って1世紀、ニュージーランドの土壌、気候に一番適合し、その成長の早さと産業資材としての優れた性質からその市場性を広めており、現在のニュージーランド植林全体の90%を占めるに至っており、安定した計画生産が確保されています。

ニュージーランド産ラジアターパインは世界で最も広い用途を持った木材の一つといえます。
家具・モールディング・建築用材・パッケージ用材として優れているばかりではなく、パルプや紙・ファイバーボードの原料としても幅広く利用されております。

現在ニュージーランドには152万hr以上のラジアターパインの人工造林地があります。
これらは全て計画植林であり、伐採が基本となっています。NZラジアターパインの人工林は通常30区画に分けられ、毎年1区画づつ収穫伐採されております。伐採された後には必ず植林が行われており、全区画を収穫し終わる30年後には最初の区画に30年生のラジアターパインが収穫可能な大きさに達していると言う訳です。(この方式を輪伐方式といいます。)
この輪伐方式を繰り返していく限り、絶えることなく優良な木材資源が供給されるといことになります。

こと木材について言えば20世紀は「伐って使う使い捨て」時代であったといえますが、これからの21世紀は「使いながら再生する」時代であると言われております。
80年代発展途上地域における熱帯雨林面積の減少は、資源問題から地球レベルの環境問題へと発展してきたことは皆様もよくご存じのとおりです。
守るべき天然林と活用していく人工林、その人工林の代表が『NZラジアターパイン』であるといえます。